庭木が枯れてきた・元気がないときに|原因の見分け方と対処を樹木医が解説

庭木が枯れてくるとき、原因の多くは「根」にあります。葉の色や枯れ方を見れば、だいたいの原因は見当がつきます。ただ、根や幹の中で起きていることは外から見えません。このページでは、症状から原因を見分ける目安と、今日からできる手当て、樹木医に相談すべきタイミングをまとめました。

書いているのは、出雲市で40年、3,000件以上の庭を手がけてきたTakezo Farm(タケゾーファーム)です。社内に樹木医・松保護士が在籍し、「切る前に、救えるかどうか」を診断しています。

  • 樹木医・松保護士が在籍
  • 創業1984年・施工3,000件
  • しまね景観賞 3度受賞
  • LINEの一言相談は無料

まずは症状をチェック|枯れ方でわかる原因の目安

同じ「枯れてきた」でも、枯れ方によって原因と急ぎ具合が変わります。いちばん近い症状を探してみてください。

こんな症状考えられる原因急ぎ度
幹や根元にキノコが生えた、穴があいて木くずが出ている幹の中を腐らせる菌や、幹を食べる虫(テッポウムシなど)。見た目より中が傷んでいて、倒れる危険がありますすぐ相談
木全体の葉が黄色→茶色になってきた根が傷んで水を吸えていない。水不足、反対に水はけが悪くて根が腐る、根元の土が固くて根が息をできない、など早めに相談
工事・盛土・舗装のあとから弱ってきた根の上に土やコンクリートがかぶり、根が酸素不足になっている。数年かけてじわじわ弱るのが特徴です早めに相談
松の葉が一気に赤茶色になったマツ材線虫病(いわゆる松くい虫)の可能性。進むのが速く、周りの松にもうつりますすぐ相談
一部の枝だけが枯れるその枝の病気、枝の中に入った虫、日当たりの悪い内側の枝が自然に枯れた、など様子を見つつ相談
植えて1〜3年の木が弱ってきた植え付けのときの根の状態や、根づくまでの水やり不足。根がまだ周りの土に広がっていない時期です様子を見つつ相談
葉に斑点や白い粉、葉が縮れる葉の病気(うどんこ病など)や、アブラムシ・ハダニなどの虫。木そのものが枯れることは少なめですお手入れで改善しやすい

※あくまで目安です。複数の原因が重なっていることも多く、正確な原因は現地で根元や土を見ないとわかりません。

山陰の庭木が弱りやすい理由

出雲・松江・米子のまわりには、この土地ならではの「木が弱る条件」があります。

夏の高温と乾き近年の夏は雨の少ない時期が長く、根の浅い若い木や、砂地に植えた木から水切れを起こします。
水はけの悪い土湖や川に近い低い土地や粘土の多い土では、雨のあとに水が抜けず、根が腐りやすくなります。
冬の季節風と雪日本海からの北西の風で枝が傷み、湿った雪の重みで枝が裂けると、そこから菌が入ります。
海に近い庭の潮風海沿いの地区では、台風や強風のあとに葉が茶色くなる「潮害」が起きることがあります。

水はけと根の関係は、ブログ記事「雨のあと庭木の根元がぬかるむ原因と排水対策」でもくわしく解説しています。

今日からできる手当てと、やってはいけないこと

できること

  • 水やりは「根元にたっぷり、回数は少なめ」:夏は朝か夕方に、根の広がり(枝先の真下くらいまで)にゆっくりしみこませます。毎日少しずつより、数日おきにたっぷりが基本です。
  • 根元を踏み固めない:車や人が根の上を通ると、土が固まって根が息をできなくなります。
  • 根元をワラや落ち葉、ウッドチップで覆う:乾きすぎと、急な温度の変化をやわらげます。
  • 写真を撮っておく:いつから、どこから変わったかが、診断のいちばんの手がかりになります。

やってはいけないこと

  • 弱った木にあわてて肥料をやる:根が傷んでいるときの肥料は、かえって根を傷めます。元気を取り戻してからが肥料の出番です。
  • 枯れたと決めて、すぐに切る:葉が落ちていても、幹や根が生きていれば回復することがあります。一度切ると元には戻りません。
  • キノコや木くずを放っておく:幹の中で腐りが進んでいるサインです。台風や雪で倒れる前に見てもらいましょう。

「切るか、残すか」は樹木医に

植木屋さんや外構業者に相談すると「もう切りましょう」と言われることがあります。でも、思い出の木や記念樹、家の顔になっている木は、まだ救える場合があります。

樹木医は、木の病気と体のしくみを学んだ専門家です。Takezo Farmでは樹木医が直接見て、残せるなら治療の方法を、残せないなら安全な伐採の方法を、どちらも率直にお伝えします。

これまでにも、移植で根を切られて10年かけて弱ったサクラや、盛土で根が息をできなくなったヤマモモ、固い地面に囲まれたクスノキを、土の入れ替えや治療で回復させてきました。くわしい事例は樹木クリニックのページでご覧いただけます。

ご相談の流れと料金

  1. LINEで写真を送る(無料)
    「これって大丈夫?」の段階でかまいません。急いで見たほうがいいか、様子を見てよいかを、まず無料でお答えします。
  2. くわしく知りたい方は、写真で診断(web診察)
    樹木医が写真から原因と手当ての方法を見立てます。1本 5,500円(税込)。
  3. 必要なら現地で診断
    樹木医が伺い、根元・幹・土まで調べてカルテを作ります。1本 33,000円(税込)+交通費。出雲市の本社から片道15kmまでは交通費無料です。
  4. 治療・お手入れのご提案
    診断をもとに、治療の内容とお見積りをご説明してから作業に入ります。

料金の詳細・交通費の目安は樹木クリニックの料金表をご覧ください。

相談がスムーズになる写真の撮り方

  • 木の全体(少し離れて、木のてっぺんから根元まで)
  • 弱っている部分の葉や枝のアップ
  • 幹と根元(キノコ・穴・木くず・ひび割れがあればそのアップも)
  • 木のまわり(舗装・建物・水はけなど)

あわせて「いつ頃から」「最近まわりで工事をしたか」を一言添えていただくと、原因がしぼりやすくなります。

その木、まだ救えるかもしれません。

まずはLINEで写真を送ってください。最初のご相談は無料です。

こんなときは、ほかのページも

松が赤茶色になった松くい虫(マツ材線虫病)の見分け方と対策をまとめています。
残せない木・大きくなりすぎた木安全な伐採と、庭じまいのご相談はこちら。
もう枯らしたくない剪定・害虫駆除・施肥を年間でまるごとお任せいただける「サッパリーズ」。

よくあるご質問

Q. 葉が全部落ちてしまいました。もう手遅れですか?
A. 葉が落ちていても、幹や根が生きていれば回復することがあります。枝先を少し曲げてしなるか、表皮の下が緑色かどうかが目安です。切る前に一度ご相談ください。
Q. 写真だけで診断できますか?
A. 急ぎかどうかの目安は、LINEで無料でお答えします。原因と手当てまでくわしく知りたい場合は、写真での診断(web診察 1本5,500円)で多くの見当がつきます。根元や土の中を調べる必要があるときは、現地診断をおすすめします。
Q. 出雲市以外でも来てもらえますか?
A. 松江市・米子市・雲南市・大田市・安来市・江津市にも伺います。出雲市の本社から片道15kmを超える分は交通費をいただきます。
Q. 治療したら必ず元気になりますか?
A. 木の状態によっては回復が難しいこともあります。その場合も、倒れる危険や安全な伐採の方法を含めて、正直にお伝えします。