道路沿いの騒音、気になっていませんか?
交通量の多い幹線道路や生活道路に面した住宅では、車の走行音・クラクション・バイクの排気音が庭や室内まで聞こえてくることがあります。窓を閉めていてもわずかに伝わってくる低周波の騒音、近隣の話し声や生活音──「庭でゆっくりくつろぎたいのに、外の音が気になって落ち着かない」という悩みは決して珍しくありません。
外構(塀・壁・フェンスなどの外まわりの工事)は、一般的にプライバシーの確保や見た目のデザインを目的として語られることが多いですが、実は騒音対策・吸音効果の観点からも非常に重要な役割を果たします。本記事では、EPS WALL®がどのように外部からの騒音をやわらげるのか、その素材特性と外構づくりのポイントをわかりやすく解説します。
外構の塀・壁は騒音軽減に効果があるのか
「塀を設ければ音が小さくなる」というイメージはあっても、実際にどれほどの効果があるのか疑問に思う方もいるでしょう。結論からいえば、外構の壁・塀は完全な防音はできませんが、庭や室内に届く騒音量を体感的に軽減させる効果は十分に期待できます。
家への騒音侵入は主に2つのルートがあります。1つは窓やドアなどの開口部を通るルート、もう1つは外壁・塀などの固体を介して伝わるルートです。外構工事で直接対処しやすいのは後者ですが、道路と住居の間に物理的な壁を設けることで、前者の「直接音」の経路も遮ることができます。高い壁が道路と庭の間に存在するだけで、庭にいるときの体感騒音はかなり変わります。
音が「壁」に当たるとどうなるか
音波は空気中を伝わり、壁などの物体に当たると3つの挙動を示します。①反射:音波が壁面で跳ね返る。②吸収:壁の素材が音エネルギーを熱エネルギーに変換して内部に取り込む。③透過:壁を通り抜けて向こう側に伝わる。この3つの割合は素材の性質によって大きく異なります。
騒音対策として理想的なのは、「吸収」の割合を高めることです。吸収率が高い素材を使うほど、壁を境に音のエネルギーが失われ、向こう側(庭・室内)に届く音量が下がります。また「反射」が多い素材を使うと、庭の中で音が跳ね返って反響し、かえって騒々しく感じることもあります。外構の素材選択は、遮音・吸音効果に直結する重要なポイントです。
コンクリートブロック塀の音響的な課題
従来のコンクリートブロック塀は、素材の密度が高く表面が硬いため、音を反射しやすい性質があります。道路からの音が塀に当たると、多くは吸収されず外側や庭側に跳ね返ります。特に庭が複数の硬い面(塀と建物外壁)に囲まれている場合は、音が互いに反響して余計にうるさく感じることがあります。
さらに、老朽化したブロック塀はモルタル目地に亀裂が入り、すき間から音が直接伝わりやすくなるという問題もあります。見た目の劣化だけでなく、音環境の悪化という観点からも、古いブロック塀は早めにリフォームを検討する価値があります。

EPS素材がもつ吸音・散乱特性
EPS(発泡スチロール)は、内部が無数の微細な気泡で構成された多孔質素材です。この気泡構造が音波のエネルギーを吸収・散乱させる働きをします。コンクリートやブロックのような均質で硬い素材と比べると、音を鏡のように強く反射させず、壁の内部で音エネルギーを分散・吸収する特性があります。
EPS WALL®はこのEPSパネルを構造の芯材として使用し、表面にはジョリパット・タイル・モルタル造形などの仕上げ材を施します。仕上げ材の種類によって表面の音響特性は異なりますが、全体として従来のコンクリートブロック塀よりも「音響的にやわらかい」挙動を示します。庭や屋外スペースでの不快な音の反響が抑えられ、外部からの騒音をよりやわらかく受け止める効果が期待できます。
EPS WALL®を騒音対策に活かす設置のポイント
EPS WALL®を騒音軽減の観点から設置する際に、効果を最大化するためのポイントがいくつかあります。現地の状況に合わせて検討してみてください。
① 壁の高さをできるだけ確保する
騒音の主な発生源(乗用車のエンジン・タイヤ付近)は地上から比較的低い位置にあります。壁が高いほど、この発生源から直接庭に届く「直接音」の経路を効果的に遮ることができます。地面から1.8〜2.0m程度の高さが確保できると、乗用車の騒音に対して体感的に大きな効果が得られます。EPS WALL®は軽量なため、高さのある設計でも基礎への負担が少なく、幅広いサイズ設計に対応できることが強みです。
② 音源(道路)に近い位置・敷地境界線付近に設置する
壁を道路側(音源に近い側)に配置するほど、より広い角度の音を遮ることができます。敷地境界線付近に沿って壁を設けることで、音が庭や建物外壁に到達する前に経路を遮断できます。道路と建物の間の距離が長いほど、途中に壁を入れた際の体感効果が実感しやすくなります。
③ 凹凸・テクスチャーのある仕上げ材を選ぶ
壁の表面に凹凸や質感のあるテクスチャー(ジョリパット・モルタル造形など)があると、音を特定の方向に強く反射させず、四方に散乱させる効果があります。フラットで平滑なタイル仕上げよりも吸音・散乱の点でやや有利です。デザイン面との総合判断になりますが、騒音が特に気になる道路側の壁には、テクスチャーのある仕上げを選ぶことをおすすめします。

植栽・グリーンとの組み合わせでさらに効果アップ
EPS WALL®の壁と植栽・グリーンを組み合わせると、騒音軽減効果をさらに高めることができます。葉や枝が音を散乱・吸収し、壁だけでは防ぎきれない音の回り込みをある程度補ってくれます。また、壁の前に常緑樹やシュラブを列植することで、視線を遮りながら緑のバッファーゾーンを作ることができ、騒音軽減・プライバシー確保・景観向上を同時に実現できます。
山陰地方の冬季は落葉樹の葉が落ちてしまうため、常緑樹(ソヨゴ・シラカシ・マホニアなど)を中心に選ぶと、年間を通じて一定の効果を維持できます。EPS WALL®のデザインと植栽の選定をあわせてご相談いただくことで、トータルで快適な外構プランを実現できます。
出雲市・松江市・米子市での施工例
出雲市・松江市・米子市の山陰地方では、国道や主要幹線道路に面した住宅地が多く、「道路の音が気になる」「幹線道路に近くて庭でくつろげない」というご相談が増えています。EPS WALL®では、こうした交通量の多い道路沿い住宅への施工実績が数多くあります。
施工後のお客様からは「庭でくつろいでいても、以前より外の音が気にならなくなった」「テラスに出る回数が増えた。壁を設けてから車の音がやわらいだ気がする」「子どもが庭で遊ぶのを安心して見守れるようになった」といった声をいただいています。目に見えるプライバシー効果だけでなく、壁があることで外とのつながりが物理的・心理的に遮断される安心感を感じていただけるケースが多いのが特徴です。
まとめ
外構工事は「見た目」や「プライバシー」のためだけでなく、日常の音環境を整える手段としても有効です。EPS WALL®は、EPSパネルの吸音・散乱特性を活かし、コンクリートブロック塀よりも音響的にやわらかい外構を実現できます。高さの確保・道路側への配置・テクスチャーのある仕上げ材の選択を組み合わせることで、体感的な騒音軽減効果を高めることができます。
道路騒音が気になる方、老朽化したブロック塀のリフォームをお考えの方は、ぜひEPS WALL®のお問い合わせページからご相談ください。現地の状況や敷地の形状に合わせた最適なプランをご提案します。





