「透水舗装」と言っても中身は別物。砂利・インターロッキング・芝生ブロックとドットコン+の違いを施工店が整理します|出雲市・松江市・米子市の外構

「水が抜ける舗装にしたいんです」。外構のご相談で、よくいただく言葉です。ただ、ひと口に「透水」と言っても、水の抜け方も、仕上がりも、その上に車を載せられるかどうかも、まるで違います。カタログの上ではどれも「水が抜ける」と書いてあるので、比べようがなくて当然だと思います。

私たちTakezo Farmは、ドットコン+の正規パートナー施工店として出雲市・松江市・米子市を中心に外構工事を手がけていますが、ご相談の場でいきなりドットコン+をお勧めすることはしません。まず、「透水」と呼ばれているものが何種類あって、それぞれ何が得意で何が苦手なのかを整理するところから始めます。今回はその整理を、そのまま記事にしました。

雨に濡れたドットコン+の路面。水が表面に溜まっていない
出典:Dotcon+公式サイト「Dotcon+(ドットコン+)とは」(https://dotcon.com/concept-dotcon-plus/)より引用

「透水性のある舗装にしたい」と言われたとき、まずお聞きすること

この言葉の裏にある「困りごと」は、じつはご家庭ごとにばらばらです。

  • 雨のたびに水たまりができて、車から降りるときに靴が濡れる
  • 雨水が敷地の外や隣地に流れ出てしまうのが気になる
  • 砂利が飛んで散らかる、雑草が生える
  • 道路との高さの関係で、水を流す傾きがそもそも取れない

たとえば「水たまりをなくしたい」なら、水を下に抜く以外に、面をきれいに仕上げて水が溜まる窪みをつくらない、という解き方もあります。逆に「敷地の外に雨水を出したくない」なら、抜けるだけでは足りず、いったん受け止める機能が要ります。目的が違えば、正解も変わります。

「水が抜ける」にも、抜け方が3通りある

舗装の水の抜け方は、大きく次の3つに分けられます。この区別を先に押さえておくと、比較がぐっと楽になります。

  • 面そのものに隙間がある……砂利敷き、芝生ブロックなど。面が連続していないぶん、水は素直に抜けます。
  • 目地(部材と部材のあいだの線)から抜く……インターロッキングブロック、ドットコン+など。面は固いまま、継ぎ目が水の通り道になります。
  • 素材そのものに細かい穴がある……透水性コンクリート、透水性アスファルトなど。材料の中を水が通ります。

どの方式でも、最終的に水を受け止めるのは舗装の下の地面です。ですから「透水」を名乗る舗装を選んだからといって、下の地面が水を通しにくい土質であれば、期待どおりに抜けないことがあります。ここは製品の違い以前の話として、必ずお伝えしています。

砂利敷き|いちばん素直に水は抜ける。ただし面が動く

費用も工期も軽く、水はよく抜けます。悩みが出るのは、面が固定されていないことに由来する部分です。車がいつも同じところを通れば轍(わだち)ができ、砂利は道路側へ流れ出ます。雑草も出ます。ベビーカーや台車、車椅子は押しにくく、冬に雪をかいたときは砂利ごと寄せてしまいます。

とはいえ、来客用や予備のスペースのように、毎日車を停めるわけではない場所では、いまも十分に現実的な選択肢です。私たちも、敷地の使い方によっては砂利のままをお勧めすることがあります。

インターロッキングブロック|目地から抜く、見た目に強い舗装

ブロックを敷き並べ、目地から水を抜くタイプです。色や貼り方のバリエーションが豊富で、玄関まわりのアプローチのように「歩く場所」「見せる場所」には非常に向いています。

注意したいのは、下地の作り方と、その上に載るものの重さの関係です。敷き砂の上にブロックを据える工法では、車が繰り返し同じ場所を通る使い方をすると、部分的な沈みや目地のずれが出ることがあります。駐車スペースに使う場合は、車の重さを想定した下地でつくる必要があり、そのぶん工事の内容は変わってきます。

芝生ブロック(緑化ブロック)|緑を残せる代わりに、手入れが要る

格子状のブロックの穴に芝を育てる仕上げです。緑が見えて、雨水も抜ける。見た目の気持ちよさは、ほかにない魅力があります。

ただし芝は生き物なので、水やりと刈り込みが要りますし、毎日車を停める場所では、タイヤが当たる部分から傷んでいきます。カーポートの屋根の下だと日照が足りずに育ちにくいこともあります。「手入れを楽しめるかどうか」で向き不向きがはっきり分かれる仕上げだと思っています。

透水性コンクリート・透水性アスファルト|素材の中に水を通す

材料そのものに細かい隙間を持たせ、面全体で水を通すタイプです。見た目は普通の舗装に近く、面も連続しているので、歩きやすさや掃除のしやすさは確保できます。

性質上、隙間に土や砂が入り込むと通り道が細くなっていくため、水の抜けは年々ゆるやかに落ちていきます。また、隙間を多く取るほど材料としては密でなくなるので、どんな重さの車が載る場所かによって、選べる仕様が変わります。

ドットコン+|コンクリートの面のまま、目地に水を通す

ドットコン+は、上の分類でいえば2つ目、「目地から抜く」方式です。再生PP(リサイクルされたプラスチック)でできた高さ100mmの格子状パーツを地面に並べ、その格子の中にコンクリートを流し込みます。仕上がると、格子の継ぎ目が細い目地として面に現れ、そこが水の通り道になります。

ドットコン+の直線パーツ。再生PP製の格子状部材
出典:Dotcon+公式サイト「Dotcon+(ドットコン+)とは」(https://dotcon.com/concept-dotcon-plus/)より引用

この作り方には、実務のうえで大きな意味があります。面はコンクリートなので、車を載せる強さはコンクリートのまま。載荷試験では100kN、つまりおよそ10トン分の荷重まで安定した挙動が確認されていて、厚さ100mmで150mm相当の支持性能が実証されています。宅配のトラックが毎日出入りする住宅でも、強さの面で気を揉む必要はありません。

そのうえで、細かな目地が荷重を分散し、表面貯留機能によって雨水の急激な流出を抑えます。水勾配(水を流すための地面の傾き)も、雨水浸透桝も、地下貯留槽も要りません。「あと2cm下げたいのに下げられない」という敷地の高さの問題から解放されるのは、この方式ならではです。

雨水がその場で浸透し、流出を抑制するしくみのイラスト
出典:Dotcon+公式サイト「Dotcon+(ドットコン+)とは」(https://dotcon.com/concept-dotcon-plus/)より引用

弱点も正直に書きます。目地は水の通り道なので、そこが落ち葉や土で塞がれば抜けは鈍くなります。落葉樹のそばでは、秋に一度掃いていただく前提でご提案しています。

どれをお勧めするか決める前に、私たちが確認する3つのこと

製品の優劣ではなく、その敷地の使われ方で決まります。ご相談のときには、次の3つを必ずうかがいます。

  • 毎日、車が載る場所ですか……毎日載るなら、面が動かないこと・重さに耐えることが最優先になります。
  • 人が歩く場所ですか……買い物袋を持って、傘をさして、ベビーカーを押して通るなら、面の平らさが効いてきます。
  • 手入れにどれくらい手をかけられますか……草むしり、掃き掃除、芝の刈り込み。ここを正直に決めておくと、後悔が減ります。

山陰は雨の日数が多く、冬は雪もあります。だからこそ「晴れた日の見た目」だけで選ぶと、住み始めてから合わないことが起きやすい地域だと感じています。

ドットコン+の仕上がり4パターン。目地がタイル状に見える
出典:Dotcon+公式サイト「Dotcon+(ドットコン+)とは」(https://dotcon.com/concept-dotcon-plus/)より引用

まとめ|「透水」は目的ではなく、手段です

水が抜けること自体が目的だった、というお客様は、これまでひとりもいらっしゃいませんでした。雨の日に足元を濡らさずに乗り降りしたい、雨水を敷地の外へ出したくない、掃除の手間を減らしたい。目的は必ずその先にあります。

ですから比べるときは、「透水かどうか」ではなく「どう抜けて、どう手入れして、どのくらい車を載せられるか」で並べてみてください。そのうえで、面の強さを落とさずに水を通したい、という条件が上位に来るのであれば、ドットコン+は有力な候補になります。

住宅のカーポート下に施工されたドットコン+の駐車場
出典:Dotcon+公式サイト「Dotcon+(ドットコン+)とは」(https://dotcon.com/concept-dotcon-plus/)より引用

出雲市・松江市・米子市エリアで舗装の種類をお迷いの方は、Takezo Farmまでご相談ください。ドットコン+の正規パートナー施工店として、他の工法も含めて敷地に合う選び方を一緒に整理し、現地調査からお見積り、施工まで一貫して承ります。

出典・参考

  • 本記事に掲載している写真・図版は、Dotcon+公式サイト「Dotcon+(ドットコン+)とは」(https://dotcon.com/concept-dotcon-plus/)より引用したものであり、著作権は同サイトの権利者に帰属します。
  • ドットコン+の製品仕様および性能値(100kN、厚さ100mm、150mm相当、再生PP、表面貯留機能、水勾配・雨水浸透桝・地下貯留槽の要否 など)は、Dotcon+公式サイトの公表値に基づいています。
  • 仕様・価格は変更される場合があります。最新の情報は必ずDotcon+公式サイトをご確認ください。
  • 砂利敷き・インターロッキングブロック・芝生ブロック・透水性コンクリート/アスファルトに関する記述は、一般的な工法の特徴および正規パートナー施工店であるTakezo Farmの施工経験に基づく見解であり、特定の製品の性能を示すものではありません。実際の性能は製品・工法・下地条件により異なります。