米子で始める外構リフォーム。今ある外まわりを活かす整え方

米子で、外まわりの古びが気になり始めていませんか

朝夕の風に、少しずつ秋の気配がまじる季節になりました。庭に出るのが心地よくなるこの時期は、家のまわりをあらためて眺め直す方が増える頃でもあります。

「玄関までの通路のコンクリートに、ひびが入ってきた」「門柱まわりの植木が伸びて、暗い印象になってしまった」「若い頃に整えた庭が、今の暮らし方に合わなくなってきた」。米子にお住まいの方から、そうしたお話をうかがう機会がよくあります。

家を建てたときに整えた外まわりは、十年、二十年と時を重ねるうちに、少しずつ暮らしとのずれが生まれてきます。困るほどではないけれど、毎日目にするからこそ、心のどこかに引っかかっている。そんな状態が続いている方も多いのではないでしょうか。

外構リフォームというと、すべてをつくり直す大がかりな工事を思い浮かべるかもしれません。けれども実際には、今あるものを活かしながら、気になるところから少しずつ整えていく方法があります。今日は米子での暮らしに寄り添いながら、外まわりを見直すときの考え方をご紹介します。

米子の外構リフォームで大切にしたい、順序と考え方

まずは「毎日通る場所」から手を入れる

外まわりの気になる点を書き出していくと、いくつも項目が並んでしまい、かえって迷いが深まることがあります。そんなときは、ご自身が毎日必ず通る場所から順番をつけてみてください。

玄関から門までのアプローチ、車を降りてから玄関までの数メートル、洗濯物を干すために庭へ出る動線。この三つは、どのお住まいでも一日に何度も行き来する場所です。ここが歩きやすく整うだけで、暮らしの体感は驚くほど変わります。眺めるための場所より、通るための場所を先に。これが外構リフォームの、迷いにくい順序です。

順番を決めるときは、頭の中だけで考えず、実際にその道すじを歩いてみることをおすすめします。買い物袋を提げたつもりで玄関へ向かう、傘をさしたつもりで門まで出てみる。そうして体を動かしてみると、図面の上では気づかない小さな不便がはっきりと浮かび上がってきます。ふだん無意識に避けている段差や、いつも遠回りしている場所こそ、手を入れる価値のあるところです。

今あるものを、すべて壊さないという選択

長く暮らした住まいの外まわりには、その家ならではの蓄積があります。丁寧に育ててきた庭木、代々受け継がれてきた門、風合いの出た自然石。こうしたものは、新しくつくり直しては得られない味わいを持っています。

外構リフォームでは、はじめに「残すもの」と「変えるもの」を分けて考えます。傷んだ部分だけを入れ替え、生きているものはそのまま活かす。この見極めができると、工事の規模を抑えながらも、住まい全体の印象がぐっと引き締まります。

また、外構リフォームは一度に仕上げなくてもよい工事です。今年はアプローチ、来年は庭まわり、というように段階を分けて進める方も少なくありません。その場合も、最初に全体の姿を一枚の図面として描いておくと、後から手を入れた部分がちぐはぐにならずにすみます。先の見通しを持ったうえで、無理のない範囲から始める。これが長い目で見て、いちばん満足度の高い進め方です。

素材を絞ると、外まわりに落ち着きが生まれる

部分ごとに時期を分けて手を入れていくと、素材や色がばらばらになりやすいという難しさがあります。玄関まわりはタイル、駐車場はコンクリート、庭は別の石――と重なっていくうちに、まとまりが薄れてしまうのです。

そこで、はじめの段階で外まわり全体の素材を三つほどに絞っておくことをおすすめします。石、木、緑。この程度に整理しておけば、何年かに分けて進めても、仕上がりは一つの流れとしてつながっていきます。

色についても同じことがいえます。住まいの外壁や屋根の色を基準にして、そこから大きく離れない色味を選んでいくと、外まわりと建物が自然になじみます。とくに白っぽい明るい色は、山陰の柔らかな光の下では清潔に映える一方で、雨だれの筋が目立ちやすいという面もあります。少し落ち着いた色みを選んでおくと、時間が経っても美しさが保たれます。

十年先の手入れのしやすさまで見込む

五十代、六十代を迎えられた方の外構リフォームでは、これから先の体の負担も大切な検討材料です。段差の高さ、草の生えやすさ、掃除のしやすさ、手すりを付けられる余地。今すぐ必要でなくても、後から足せる設えにしておくと安心です。

Takezo Farmでは、今の使いやすさと十年先の暮らしやすさ、その両方を思い描きながら図面を引くようにしています。

米子・山陰での外構リフォーム施工事例と40年の歩み

Takezo Farmは創業から40年、山陰の風土の中で3,000件を超える外構・造園を手がけてきました。景観づくりへの取り組みは島根県景観賞にも評価をいただいています。ここでは、既存の外まわりを活かして整えた事例をご紹介します。

事例1|歩きやすさを取り戻した前庭のアプローチ

玉砂利を敷いた前庭に御影石の平板を並べたアプローチ。奥には既存の生垣と庭木が続く

以前は砂利のみだった前庭に、御影石の平板を並べて歩く道すじを通した事例です。長年育ててきた生垣や庭木はそのまま残し、通路の部分だけに手を入れました。足元が安定したことで、雨の日も荷物を持ったまま安心して歩けるようになっています。石と石のあいだに残した砂利が水を受け止めてくれるため、雨あがりに水たまりができにくいのも、こうした納まりの利点です。

事例2|受け継いだ門まわりを活かした整え方

瓦屋根をのせた木製の門と、その先に続く飛び石と砂利敷きの通路

代々受け継いできた木製の門を残しながら、内側の通路を整えた事例です。門扉や塀は活かしたまま、傷んでいた足元に飛び石を据え直し、砂利を敷き直しました。門をくぐった先の景色が明るくなり、家の顔立ちがそのまま守られています。古いものを新しくすることだけがリフォームではありません。傷んだところを補い、周囲を整えることで、その家が積み重ねてきた時間をこれからも見せていくことができます。

事例3|玄関脇の小さな植栽スペースから始めた外構

玄関脇にレンガで囲った小さな花壇をつくり、低木と季節の草花を植えた玄関まわり

「まずは玄関まわりだけ」というご要望から始まった事例です。レンガで小さな植栽スペースを囲い、季節の花を楽しめる場所をつくりました。面積は畳一枚ほどですが、玄関を出入りするたびに緑が目に入ることで、住まい全体の印象がやわらかくなります。小さく始めて、後から広げていく進め方もできます。

米子の気候風土と、外構リフォームで気をつけたいこと

米子をはじめとする山陰の外まわりは、この土地ならではの気候の影響を受けています。

冬の湿った雪と、日本海から吹きつける風。雪が積もると、通路の縁に寄せた雪がしばらく解けずに残ります。アプローチの幅にゆとりを持たせておくと、雪を寄せる場所ができ、冬の行き来がぐんと楽になります。

夏から秋にかけては、湿気の多さも見過ごせません。日当たりの悪い北側の通路は苔が付きやすく、滑りやすくなることがあります。表面に細かな凹凸のある素材を選んでおくと、濡れたときの安心感が違います。

また、大山からの風が抜ける立地では、背の高い植木が傾いてしまうこともあります。リフォームの機会に、風を受けやすくなった木の位置を見直したり、株立ちの樹形に植え替えたりすると、この先の手入れが楽になります。

こうした土地の性質は、長くこの地域で施工を重ねてきたからこそ見えてくるものです。米子での外構リフォームでは、図面の美しさだけでなく、その敷地に吹く風や差す日を確かめたうえでご提案するようにしています。

冬の朝の凍結にも、少し目を向けておきたいところです。日陰になりやすい北側の通路や、水が集まりやすい低い場所は、霜が降りた朝に足元がすべりやすくなります。水はけの向きをわずかに変えておく、あるいは手すりを取り付けられる下地を仕込んでおく。こうした備えは、工事のときに一緒に済ませておくと、後からの手間が少なくてすみます。

まとめ〜米子で、外まわりを少しずつ整えていくために

外構リフォームは、すべてを一度に変えなくてもかまいません。毎日通る場所から順に手を入れ、今あるものは活かし、素材を絞りながら、十年先の暮らしを見込んで整えていく。この考え方があれば、無理のない歩幅で外まわりを育てていけます。

秋は、庭の様子がよく見え、工事にも適した季節です。まずはご自宅の外まわりをゆっくり歩いてみて、気になる場所を三つほど挙げてみてください。それが、リフォームの出発点になります。

Takezo Farmでは、米子・松江・出雲エリアで外構・エクステリアのご相談を承っています。今の外まわりを拝見しながら、残せるもの、変えたほうがよいものを一緒に整理していきます。長く付き合ってきた住まいが、これからも心地よい場所であり続けるように。そのお手伝いができればうれしく思います。