凛とした樹形と深緑の葉で、日本庭園に格調を添えるクロマツ。「日本庭園の王様」とも呼ばれる名木ですが、「剪定の仕方がわからない」「葉が茶色くなってきた」というご相談も多くいただきます。出雲市・松江市で庭木管理を手がけるタケゾーファームが、剪定と病害虫対策をやさしく解説します。
クロマツは、出雲流庭園の骨格
クロマツは海岸沿いに自生する常緑樹で、潮風にも強い強健な木。古くから日本庭園の主役として愛されてきました。出雲市・松江市の出雲流庭園でも、石組みとともに庭の骨格をなす大切な樹木です。

二つの大切な剪定作業
クロマツの剪定には二つの作業があります。一つは5〜6月の「芽摘み(みどり摘み)」。伸び出す新芽の先を手で摘み、勢いを整えます。もう一つは11〜12月の「揉み上げ(もみあげ)」。古い葉を手で取り除き、日当たりと風通しを良くして樹形を美しく整えます。手間はかかりますが、その分美しさが保たれます。

気をつけたい、病気と害虫
もっとも怖いのが、カミキリムシが媒介する「マツ材線虫病(マツクイムシ)」。感染すると1〜2か月で急速に枯れ、葉が赤褐色になります。助けることは難しいため、薬剤の樹幹注入による毎年の予防が基本です。ほかに、樹液を吸うカイガラムシや、葉を白くするハダニにも注意が必要です。

葉が茶色くなったときの見分け方
古い葉が秋〜冬に茶色くなって落ちるのは自然な現象で、心配ありません。しかし全体が急速に茶色くなる場合はマツクイムシの疑いがあり、早急な相談が必要です。根の傷みが原因のこともあります。気になる変化があれば、お早めにご相談ください。

まとめ|クロマツはプロの庭師を頼って
クロマツは管理に技術が要る木。無理をせず、プロの手に委ねるのが美しさを保つ近道です。松くい虫の詳し内容はこちらへ>>>松くい虫対策ガイド
