松江でつくる、雨の日も心地よいテラス囲いのある暮らし

松江で、雨の多さに庭をあきらめていませんか

洗濯物を干そうとした矢先に、急に雨が降り出す。庭に出て一息つきたい日に限って、空が曇っている。松江でお暮らしの皆さまなら、そんな経験に心当たりがあるのではないでしょうか。山陰は雨や曇りの日が多く、「庭があっても、なかなか外で過ごせない」という声を、私たちはよくうかがいます。

けれども、庭に出られないのは、天気のせいだけとは限りません。屋根がなく、雨が降ればすぐに濡れてしまう庭では、椅子を出すことも洗濯物を干すこともためらわれます。天気を気にせず過ごせる場所が庭の一角にあるかどうか、それだけで暮らしの自由度は大きく変わってきます。

そこで頼りになるのが、テラスに屋根を掛ける「テラス囲い」です。雨や日ざしをやわらげながら、庭と室内をゆるやかにつなぐこの設えは、山陰の気候とことのほか相性がよいものです。今日は、松江での施工の経験も交えながら、テラス囲いの考え方をご紹介します。

松江のテラス囲いで押さえておきたい視点

何をする場所にするかを、まず思い描く

テラス囲いをつくるときに大切なのは、まず「そこで何をしたいか」をはっきりさせることです。洗濯物を雨の日でも干したいのか、椅子とテーブルを置いてお茶を楽しみたいのか、庭仕事の道具を出し入れする通り道にしたいのか。目的が定まれば、広さも高さも、床の仕上げも自然と決まってきます。何にでも使える広い空間よりも、暮らしに合った使い方がはっきりしている空間のほうが、結局は長く活躍してくれます。

屋根の素材で、光の入り方が変わる

テラス囲いの屋根には、光をやわらかく通す素材と、日ざしをしっかり遮る素材があります。明るさを保ちたい場所には光を通す屋根が向いていますし、夏の強い日ざしを避けたい場所には遮熱性の高い屋根が安心です。同じテラス囲いでも、屋根の選び方ひとつで、下で過ごす心地よさはずいぶん変わります。朝の光をどれくらい取り込みたいか、思い浮かべながら選んでいただきたいところです。

室内との段差や動線をなめらかにする

テラス囲いのよさは、室内と庭のあいだをゆるやかにつなぐことにあります。リビングの掃き出し窓からテラスへ、段差を感じずに出入りできると、庭に出るという行為そのものの気軽さが増します。逆に段差が大きかったり床の高さがちぐはぐだったりすると、せっかくの空間もつい足が遠のいてしまいます。室内の床の高さに合わせて計画することが、使われるテラス囲いをつくる鍵になります。

開放感と雨よけのバランスを考える

屋根と壁でしっかり囲えば雨風はほぼ防げますが、囲いすぎると庭の開放感が失われてしまいます。反対に開けすぎれば、雨の吹き込みが気になります。壁のない開放的なテラス囲いにするか、側面にも囲いを設けるか。庭の向きや風の当たり方を見ながら、ちょうどよい塩梅を見極めることが大切です。

床の仕上げも、屋根と合わせて考える

テラス囲いの屋根ばかりに気を取られがちですが、足元の床材も居心地を大きく左右します。タイルは掃除がしやすく涼しげな印象になり、ウッドデッキ調の素材は素足でも歩きやすく、室内に近い雰囲気をつくってくれます。雨の吹き込みが多い場所なら滑りにくい仕上げを選ぶなど、屋根と床をセットで考えておくと、季節を問わず使いやすいテラス囲いに仕上がります。

タイル敷きのテラスと大きな掃き出し窓がつながる住宅の施工例

松江でのテラス囲い施工事例と、40年の歩み

私たちタケゾーファームは、創業から40年にわたり、松江・出雲・米子エリアを中心に、庭づくりと外構・エクステリアに携わってきました。これまでの施工実績は3,000件を超え、それぞれのお住まいの暮らし方に合わせて、一軒ずつテラス囲いを提案してきました。

事例1|ウッドデッキに屋根を掛けた、寛ぎのテラス

「庭に出てお茶を飲む時間がほしい」というお住まいでは、リビングの掃き出し窓の前にウッドデッキを設け、その上に屋根を掛けました。雨の日でも洗濯物を干せて、晴れた日には椅子を出してひと息つける。天気に左右されない庭時間ができたと喜んでいただいています。

事例2|緑を添えて、やわらかな表情に仕上げたテラス囲い

「屋根だけだと味気ない」というお住まいでは、テラス囲いの脇に一本の木を添えました。屋根の下から見上げると葉が揺れ、無機質になりがちな屋根まわりに季節の彩りが加わります。機能だけでなく、眺めの心地よさまで考えて仕上げたことで、テラスに出る時間そのものが楽しみになったとお声をいただいています。

事例3|通り道としても使える、実用的なテラス囲い

「洗濯物を干す動線を短くしたい」というお住まいでは、勝手口からテラス囲いを通って庭へ抜けられるように配置しました。雨の日でも濡れずに移動でき、庭仕事の道具の出し入れもぐっと楽になったとうかがっています。見た目の心地よさと、日々の使いやすさ。その両方を満たすことが、長く愛されるテラス囲いにつながります。

こうした一つひとつの積み重ねが評価され、私たちは島根県景観賞を受賞するご縁にも恵まれました。実用性が求められる設えでも、住まい全体の佇まいと調和させることを大切にしてきた歩みを、こうした形で認めていただけたことは、大きな励みになっています。

屋根付きのウッドデッキに自転車を並べた住宅の施工例

松江の気候風土と、テラス囲いのつくり方

松江をはじめとする山陰地方は、一年を通して雨や曇りの日が多く、湿度の高さも暮らしに深く関わる土地柄です。この気候こそが、テラス囲いという設えがこの地域でとりわけ重宝される理由でもあります。

雨の多さを考えると、屋根の傾きと排水の計画がなにより大切です。雨水がスムーズに流れる勾配を取っておかないと、屋根に水が溜まり、思わぬ傷みにつながることがあります。松江で長く施工を重ねてきた私たちが、とりわけ丁寧に見ているところです。

湿度の高さも見過ごせません。囲いすぎて風の通りが悪いテラスは、湿気がこもりやすく、床材の傷みも早まります。壁の一部を開けておく、あるいは床材に水はけのよいものを選ぶ。風と湿気の逃げ道を残しておくことが、長く快適に使えるテラス囲いの条件になります。

冬の日本海からの季節風への備えも欠かせません。開放的すぎるテラス囲いは、冬になると冷たい風の通り道になってしまうこともあります。風向きを見極めて、風上側にはやや囲いを厚くする。そうした細やかな配慮が、一年を通して使えるテラス囲いをつくります。松江の気候に寄り添った設えこそが、庭を身近な場所に変えてくれると、私たちは考えています。

オリーブの木を添えた青みがかった屋根のテラス囲いの施工例

まとめ〜松江でテラス囲いのある暮らしを始める

テラス囲いは、雨の多い松江の暮らしに、天気を気にせず過ごせる場所を加えてくれる設えです。何をする場所にするかを思い描くこと、屋根の素材で光の入り方を選ぶこと、室内との動線をなめらかにすること、そして開放感と雨よけのバランスを見極めること。この四つを心に留めておくだけで、テラス囲いは暮らしにしっかりなじむ場所へと育っていきます。

すべてを一度に決める必要はありません。まずは、庭のどのあたりに屋根があったら助かるか、思い浮かべることから始めてみてください。天気に振り回されない庭時間は、思っているよりずっと身近なところにあります。

「言葉にするとうまく伝わらないけれど、なんとなくイメージはある」という段階でも、まったく問題ございません。私たちタケゾーファームは、40年の経験と3,000件を超える施工の積み重ねをもとに、皆さまお一人おひとりの暮らしに寄り添ったご提案を大切にしています。松江でテラス囲いをお考えになったときには、どうぞお気軽にご相談ください。