ドットコン+のご説明をしていると、決まって同じところで質問をいただきます。透水舗装という言葉自体が耳慣れないので、当然だと思います。
今回は、出雲市・松江市・米子市のお客様から実際によくいただく質問に、正規パートナー施工店の立場でお答えします。分からないことは「分かりません」と書きます。そのほうが、あとでお互い困らないからです。
Q1|目地は詰まりませんか?

いちばん多い質問です。結論から言うと、詰まります。というより、放っておけば必ず詰まります。
ドットコン+は目地が雨水の通り道になっているので、そこに砂や落ち葉、泥が溜まれば、水の抜けは当然落ちます。透水舗装である以上、これは避けられない性質です。「詰まりません」と言う業者がいたら、そちらを疑ってください。
ただし、詰まったら終わりというものでもありません。ドットコン+は専用のバキュームなどでメンテナンスができます。目地に溜まったものを吸い出せば、水の抜けは回復します。
そのうえで、現実的な対策は設計段階にあります。
- 落葉樹が近い敷地では、落ち葉が溜まりやすい場所を把握しておく
- 砂利敷きが隣接している場合、砂の流入経路を切っておく
- 泥が乗ったら、乾いて固まる前に流しておく
ご相談のときに「周りに何が植わっていますか」と必ず伺うのは、このためです。先に織り込んでおけば、後がずいぶん楽になります。
Q2|何年もちますか?
正直にお答えします。「◯年」という耐用年数は公表されていません。ですから私たちも、年数として保証を申し上げることはできません。
そのうえで、構造から言えることはあります。ドットコン+は100kN(キロニュートン)の載荷試験で安定した挙動が確認されており、厚さ100mmで150mm相当の支持性能を備えています。100kNはざっと10トン分の力です。一般のお宅の駐車場で、この強度が足りなくなる場面は、まず想定しにくいと考えています。
むしろ舗装の寿命を左右するのは、下の地盤です。地盤が軟らかいまま、上に良い舗装だけを載せても、いずれ沈みます。私たちが現地で真っ先に地面を見るのは、そういう理由です。
Q3|タイヤ痕や油染みはつきませんか?
つくときはつきます。これはどんな舗装材でも同じで、ドットコン+だから汚れないということはありません。
ただ、土間コンクリートの一枚仕上げと違うのは、細かい目地でタイル状に区切られていることです。全面がのっぺりしたグレーだと汚れは一目で分かりますが、面が分割されていると視覚的に目立ちにくくなります。汚れないのではなく、目立ちにくい。ここは正確にお伝えしておきます。
オイル漏れなど明らかな汚れは、早めに対処してください。放置すれば染み込むのは、他の舗装材と変わりません。
Q4|車椅子やベビーカーでも使えますか?

これはドットコン+が得意なところです。
一般的な土間コンクリートは、雨水を流すために必ず傾斜(水勾配)をつけます。この傾斜が、車椅子や台車、ベビーカーには地味に効いてきます。手を離すと動く。荷物を積むと傾く。買い物帰りに一度でも経験があれば、お分かりいただけると思います。
ドットコン+は水を横に流さず、その場で下へ落とすので、水平に仕上げられます。表面もタイル状で歩きやすく、滑りにくい。ご高齢のご家族がいる、介護車両が出入りする、といったご事情がある場合、この点は費用以上の価値になることがあります。
Q5|冬の雪や凍結は大丈夫ですか?
山陰では必ず聞かれる質問ですが、ここは正直に書きます。積雪時・凍結時の挙動について、公表されたデータは確認できていません。ですから「凍りません」とも「滑りません」とも申し上げられません。
言えるのは、水が表面に溜まりにくい構造だということです。土間コンクリートにできた水たまりが、そのまま氷の板になる——という事態は起きにくいと考えています。ただ、それをもって凍結しないと言い切るつもりはありません。
除雪の方法(スコップの当て方、融雪剤を使ってよいか)については、施工前にメーカーへ確認したうえでご案内します。出雲市・松江市・米子市では避けて通れない話なので、曖昧なままにせずお伝えするようにしています。
Q6|今ある土間コンクリートの上に敷けますか?

原則として、既存の土間を撤去したうえでの施工になります。理由は2つあります。
ひとつは高さです。既存の上に重ねれば、その分だけ路面が上がります。道路との段差、玄関との段差が生まれ、かえって使いにくくなります。
もうひとつは排水です。ドットコン+は水を下へ落とす舗装ですから、その下に水を通さないコンクリートがあっては、いちばんの長所が死んでしまいます。
既存の解体と残土処分には費用がかかります。ここは見積の段階で必ず内訳をご説明します。
Q7|一部だけ壊れたら、そこだけ直せますか?
現場ごとの判断になるため、一般論として「直せます」とお答えするのは避けます。
土間コンクリートの場合、部分補修は斫って打ち直すことになり、色や質感が揃わないことがほとんどです。ドットコン+は目地で面が区切られているぶん、補修の範囲を区切りやすい構造ではあります。ただ、実際にどこまで部分的に手を入れられるかは、傷み方と下地の状態次第です。
現地を見ずに断定はできません。ここは施工店として、はっきり申し上げておきます。
Q8|どれくらいの広さから施工できますか?
面積の下限そのものより、搬入経路のほうが現実的な制約になります。生コンを流す工程がある以上、ポンプ車やミキサー車が敷地に寄れるかどうかは必ず確認が必要です。
狭小地や旗竿地でも施工できるケースはありますが、条件によっては費用が上がります。「うちは無理だろう」と諦める前に、一度現地を見せてください。見てみたら普通に施工できた、という例は珍しくありません。
Q9|駐車場以外にも使えますか?
使えます。玄関アプローチ、自転車置き場、勝手口まわり、店舗の前面——人が歩く場所、自転車を停める場所にも向いています。
むしろ、駐車場だけドットコン+にしてアプローチを別の素材にすると、境目で表情が切り替わって落ち着かないことがあります。せっかく水平に仕上げられるのですから、玄関まわりまで通して考えていただくと、敷地全体がすっきりまとまります。段差が減るぶん、日々の出入りも楽になります。
ご予算の都合で段階的に進める場合も、最初に全体の割り付けだけ決めておけば、後から足したときにきれいに繋がります。ここは設計の段階でご相談ください。
分からないことは、分からないとお伝えします

ここに書いたのは、実際によくいただく質問です。読んでいただければお分かりのとおり、私たちが「分かりません」とお答えしている項目もあります。
新しい工法である以上、まだ蓄積されていないデータはあります。それを都合よく埋めて説明するより、分かっていることと分かっていないことを分けてお伝えするほうが、結果としてお客様のためになると考えています。
Takezo Farmはドットコン+の正規パートナー施工店です。出雲市・松江市・米子市を中心に、製品のご説明から現地調査、お見積り、施工まで一貫してご対応します。ここに載っていない疑問も、遠慮なくぶつけてください。分かることはその場でお答えし、分からないことはメーカーに確認したうえでご回答します。
出典・参考
掲載写真はDotcon+公式サイト(https://dotcon.com/concept-dotcon-plus/)より引用しています。写真の著作権は同サイトの権利者に帰属します。100kN・厚さ100mm・150mm相当の支持性能といった製品仕様および性能値は、同サイトの公表値に基づきます。仕様・価格の最新情報は公式サイトをご確認ください。本記事の解説は、正規パートナー施工店であるTakezo Farmの施工上の見解を含みます。






