庭や外まわりで、電気が使えると暮らしがぐっと便利になります。庭の照明、高圧洗浄機、電動の園芸道具、イルミネーション——屋外で、電気を使う場面は、思いのほか、たくさんあります。けれど、「コンセントが外になくて不便」というお悩みも、よく聞きます。屋外コンセントや、電源まわりは、計画の段階で考えておくことが大切です。この記事では、外まわりを便利にする電気設備の計画の考え方を、わかりやすくご紹介します。

屋外で電気を使う場面
屋外で、電気を使う場面は、思いのほかたくさんあります。
たとえば、庭の照明や、イルミネーション。高圧洗浄機で、外壁や、車を、洗うとき。電動の芝刈り機やヘッジトリマーを使うとき。電動のブロワーで、落ち葉を掃除するとき。屋外で電気製品を使うとき。アウトドアリビングで過ごすとき——こうした場面で屋外にコンセントがあると、とても便利です。逆に、屋外にコンセントがないと室内から延長コードを引っ張ってくることになり、不便で危険な場合もあります。屋外での電気の、活躍場面は意外と多いのです。

屋外コンセントの便利さ
屋外コンセントがあると、外まわりの暮らしがぐっと便利になります。
掃除も園芸もレジャーも、屋外にコンセントがあれば、スムーズに行えます。室内からコードを引く手間や、危険がなくなります。庭で過ごす時間にも、電気が使えると楽しみが広がります。一度設置しておけば、長年にわたって役立ちます。「あのときつけておけばよかった」と、後悔する方も多い設備です。新築やリフォームの際に屋外コンセントを計画しておくと、後々便利です。外まわりの暮らしやすさを大きく高めてくれる設備です。

設置する場所を考える
屋外コンセントを計画するときは、どこに設置するかが大切です。
電気をよく使う場所の近くに設置するのが基本です。たとえば、駐車場の近く(洗車に)、庭(園芸や、掃除に)、玄関まわり(照明や、イルミネーションに)、アウトドアリビングの、近く(屋外での、活動に)など、使う場面を思い描いて便利な場所を選びます。一か所だけでなく、必要に応じて複数の場所に設置することもできます。「どこで、電気を、使いたいか」を、考えて、設置場所を決めましょう。よく使う場所に、コンセントがあると、とても便利です。場所選びが、使い勝手を左右します。
屋外コンセントの種類
屋外コンセントには、屋外用の防水・防雨の仕様のものを使います。屋外は雨がかかるため、屋外コンセントには雨に強い防水・防雨の仕様が必要です。カバーのついたものや、使わないときはふたを閉められるものなど、雨から守る工夫のされた製品があります。
設置の高さも考えます。地面に近すぎると雨水がかかりやすく、使いにくいこともあるので、適度な高さに設置します。屋外用の安全なコンセントを選び、適切に設置することが大切です。屋外の電気設備は安全が特に重要なので、専門の電気工事業者に依頼します。

電気工事は専門家に
屋外コンセントの設置をはじめ、電気にかかわる工事は、必ず専門の電気工事業者に依頼します。
電気工事は、資格を持った専門の業者でないと行えません。これは法律で定められています。自分で配線をいじることは、感電や火災の危険があり、絶対にしてはいけません。
屋外コンセントの設置は、外構工事とあわせて専門の電気工事業者に依頼します。外構業者が電気工事業者と連携して対応してくれることも多くあります。
安全にかかわる電気工事は、必ず資格を持つ専門家に任せること。これが何よりも大切な原則です。安全を最優先にしましょう。

新築・リフォーム時に計画する
屋外コンセントや電源まわりは、新築やリフォームの計画の段階で考えておくのがおすすめです。
家を建てるときや外構をつくるときに、あらかじめ屋外コンセントの配線や設置を計画に含めておくとスムーズです。後から屋外コンセントを増設することもできますが、配線の工事が必要になり、手間も費用もかかります。
最初の計画段階で「どこで電気を使うか」を考えて、必要な場所に配線とコンセントを用意しておけば、後々便利で経済的です。外構の計画のときに、電気のことも忘れずに考えておきましょう。
先を見越した計画が、後の便利さにつながります

照明と電源
屋外の照明も、電源まわりの計画の一部です。
庭やアプローチ、玄関まわりの照明は、夜の外まわりを美しく、安全にします。こうした照明にも電源が必要です。照明とコンセントをあわせて計画すると、効率的です。
最近は、電源の要らない太陽光で光るソーラーライトもありますが、しっかりとした照明には電源が必要です。庭のどこを照らしたいか、どんな照明をつけたいかを考えて、電源の計画を立てましょう。
照明と電源をあわせて考えることで、夜も美しく、便利な外まわりが実現します。あかりの計画も大切です。
将来の設備も見据えて
電源まわりを計画するときは、将来必要になるかもしれない設備も見据えておくとよいでしょう。
たとえば、これから普及が進む電気自動車の充電設備です。今は必要なくても、将来電気自動車に乗り換える可能性があるなら、充電設備を後から設けやすいように、配線の準備だけでもしておくと後の工事が楽になります。
庭の設備を増やす可能性も考えて、少し余裕をもった電源の計画にしておくと安心です。将来を見据えた電源の計画が、後から「やっておけばよかった」と後悔せずに済むポイントです。先を見越して考えておきましょう。
散水栓・立水栓もあわせて
電源まわりとあわせて、水まわり(散水栓・立水栓)も計画しておくと、外まわりがいっそう便利になります。
屋外で水を使う場面も多いものです。庭の水やり、掃除、洗車など、屋外に水道(立水栓や散水栓)があると便利です。電源と水道は、外まわりの使い勝手を大きく左右する設備です。
電気の計画とあわせて、水まわりの計画もしておくと効率的です。電気をよく使う場所と水をよく使う場所は近いことも多いので、あわせて考えると便利な配置になります。
電源と水道、両方を見据えた計画が、暮らしやすい外まわりをつくります。

安全に使うために
屋外で電気を使うときは、安全に十分注意しましょう。
屋外は雨や水を使う場所が近いため、感電の危険に特に注意が必要です。屋外コンセントは必ず防水仕様のものを使い、使わないときはふたを閉めておきます。濡れた手でコンセントを触らないようにします。
延長コードを使うときも、屋外用の安全なものを使い、水にぬれないよう注意します。電気製品は正しく使います。
屋外の電気の使用は便利ですが、安全が何よりも大切です。安全に注意して使うことが、屋外の電気を安心して活用する前提になります。
島根の気候と電源まわり
日本海側の出雲市・松江市・米子市の周辺で屋外の電源まわりを計画するときは、気候への配慮も大切です。
雨や雪の多いこの地域では、屋外コンセントの防水・防雨対策が特に重要です。雪が積もる場所では、コンセントが雪に埋もれないような高さや位置に設置する配慮も役立ちます。湿気の多い気候では、設備の傷みにも注意が必要です。
地域の気候を踏まえて、しっかりとした防水仕様の設備を適切な場所に設置することが、安全で長持ちする電源まわりをつくります。専門の電気工事業者に、地域の気候を踏まえた相談をすると安心です。
電源があると広がる楽しみ
屋外に電源があると、暮らしの楽しみが広がります。
たとえば、夜の庭を照明で美しく演出する。クリスマスなどのイルミネーションを飾る。アウトドアリビングで電気製品を使いながら過ごす。電動の道具で庭仕事を楽にする——屋外の電源は、暮らしのさまざまな楽しみを支えます。
電源があることで、夜の庭で過ごす時間も楽しめるようになります。庭でのティータイムや食事も、あかりがあれば夜まで楽しめます。
屋外の電源は、ただ便利なだけでなく、暮らしの楽しみを広げてくれる設備でもあるのです。可能性が広がります。

照明で夜の庭を演出
屋外の電源を生かした楽しみのひとつが、夜の庭の照明です。
庭木を下から照らしたり、アプローチの足元を照らしたりすることで、夜の庭が昼とは違う幻想的な美しさを見せます。照明は、夜の安全にも役立ちます。
やわらかなあかりに照らされた夜の庭は、昼間とはまた違った趣があり、夜のくつろぎの時間を豊かにします。室内から眺める夜の庭のあかりもすてきです。
電源を生かして夜の庭を照明で演出すれば、庭を楽しむ時間が夜にも広がります。あかりの演出を楽しみましょう。夜の庭にも魅力があります。

コンセントの数と配置
屋外コンセントは、数と配置をよく考えると便利です。一か所だけでなく、よく使ういくつかの場所にコンセントがあると便利です。
駐車場、庭、玄関まわりなど、電気を使う場面の多い場所に配置を考えましょう。コンセントが遠いと、延長コードを引く手間がかかります。あらかじめ使う場面を思い描いて、必要な場所に必要な数のコンセントを計画しておくと、後々便利です。
「ここにもあればよかった」とならないよう、少し余裕をもって計画するのもよいでしょう。数と配置をよく考えることが、使いやすい電源まわりをつくります。
メンテナンスと安全点検
屋外の電気設備は、ときどき点検して安全に保ちましょう。
屋外コンセントは雨や湿気にさらされるため、ときどき傷んでいないか点検することが大切です。カバーが壊れていないか、内部に水が入っていないかなどを確認します。傷みがあれば、専門の電気工事業者に点検・修理を依頼します。
電気設備の不具合は感電や火災の危険につながるので、安全のために点検は欠かせません。自分で修理しようとせず、必ず専門家に任せます。
屋外の電気設備を安全に長く使うために、定期的な点検を心がけましょう。安全が何よりも大切です。
まとめ:外まわりを、便利にする電源計画
屋外コンセントや電源まわりは、庭の照明、掃除、園芸、レジャーなど、外まわりの暮らしをぐっと便利にしてくれる設備です。電気をよく使う場所の近くに、防水仕様のコンセントを設置すると便利です。
電気工事は、必ず資格を持つ専門の電気工事業者に依頼しましょう。新築やリフォームの計画段階で考えておくと、スムーズで経済的です。照明や将来の設備、水まわりもあわせて計画すると、いっそう便利になります。
雨や雪の多い山陰では、防水対策が特に大切です。安全に注意しながら、外まわりを便利にする電源の計画を立ててみてはいかがでしょうか。一度整えておけば、長年にわたって暮らしのさまざまな場面で役立ってくれます。
外まわりで電気が使えることの便利さは思いのほか大きく、毎日の暮らしを快適に支えてくれます。掃除も園芸も、夜のあかりも、屋外の電源があってこそスムーズに楽しめるのです。計画の段階でしっかりと考えておきたい、大切な設備です。
