前回のブログはこちらから
こんにちは!なっちゃんです。
最近あたたかくなったり寒くなったりの繰り返しで大変ですね。ですが徐々に春に近づいているせいなのか、花粉で鼻がムズムズ。
勘弁してもらいたい、と今日もくしゃみを繰り返しています。
先日、沖縄へ初めて旅行に行ったのですが、あまりに暖かくて(というより暑くて)半袖で過ごしておりました。こちらに帰ってきたときは気温が一桁代。
余りのギャップに体がやられそうでした~~~!さむい~~!あれほどの気温になるには、こちらではあと数か月かかるというのに、同じ日本でもこうも違うんだなあ、とびっくりでした。
さてさて、話は変わりまして。早速今日のお話紹介をしていきましょう!
今日のご紹介はこれ!!
私たちは銀のフォークと薬を手にして/島本理生 著
(今回は使える画像がないので、是非検索をかけてみてください!)
あらすじ
残業も休日出勤もいとわない仕事熱心なOLの知世。そんな彼女の楽しみは、仕事で出会った年上のエンジニア・椎名さんとの月二のデート。
江の島の生しらす、雨の日の焼き鳥、御堂筋のホルモン、自宅での蟹鍋……。美味しいものを一緒に食べるだけの関係だったが、
ある日、彼が抱える秘密を打ち明けられる。行方のわからない大人の恋を描いた恋愛小説。
本は文庫で320ページ程度なのですが、さらっと読めるお話なのですぐに読み切ることが出来ました。OLの知世を中心にその周りにいる女友達、妹の視点で
それぞれの生き辛さが書かれています。短編連作なので読みやすく、それぞれのお話にご飯が登場してきます。ああ~~いいな~~おいしそう~~、と思っちゃいますが、
椎名さんの秘密が重く、一緒に生きていく覚悟や葛藤が描かれています。恋愛や愛って、一人ではできないからこそ、その分苦しみも楽しみも生まれてくるんでしょうね。
最初は知世も迷っていましたが、途中から椎名さんと一緒に生きていく覚悟を決めます。
印象に残ったのが、知世視点から見ると母親と妹は大変嫌な人間のように見えますが、妹視点から見ると彼女も彼女のなりの苦しみがあったのだと気づかされます。
自分がしたいことをしたいように評価も気にせず好きなようにする姉と、反面や周囲の期待に応えようと自分を押し殺して縛られながら生きる妹。
相性が悪いだけであって、それぞれが違う苦しみを持っているのだな、と思いました。やっぱり人の心とは簡単に推し量れるものではないですね。
さて、長くなってしまいましたが今回はこれぐらいで!興味がわきましたら、是非読んでみてください!
それでは、なっちゃんでした!