前回は太陽の光が沢山ほしい庭木について、クロマツとコニファーを例にお伝えしました。
その他に、近年人気が出ている「オリーブ」も光が大好きです。
日向に隣接して植えると実も期待できます。
ただ、アク抜きは必須ですが・・・。
オリーブは1本でも雰囲気がいいですが、生垣にしてもとてもオシャレです。
原産地の地中海を思わせる爽やかなイメージがそのまま表れていますね。
生垣はこんな感じです。
ちなみに、生垣にすると受粉しやすいので実がつき易くなります。
目が詰まった壁のような生垣と違って、程よく中が透けて涼しいイメージの生垣ですね。
どこで切っても芽が出てきますので、とても剪定しやすい木です。
とはいえ、光が大好きなので、あまりほったらかしにして、枝が込みすぎると、
暗くなってきて葉数が減ってきます。
もっと、ほっておくと、上の方だけ葉がついて、下の方は幹だけになってしまいます。
「オリーブ」と聞くと、暖かいところでしか育たないのではないかと思われますが、
出雲地方でも充分育っています。
しかし、経験上、海岸近くに植えると冬の風に負けてしまいます。
海岸以外なら多少強風に吹かれても、すくすくと育っていますね。
ただ、注意しなければいけない点があります。
それは植える時期です。
どうも、植える時期が冬に向かっていると育ちが悪いですね。
よって、真冬はもちろん避けますが、秋口も極力避けます。
一番いいのは、やはり、春の植栽です。
日本でのオリーブの生産地は小豆島ですが、最近は九州で生産されています。
やはり、急に寒いところへ移動されては、体調がついていけないのでしょう。
私たちだって、準備なく突然にアラスカに連れていかれたら
風邪ひきますよね。風邪で済むかなぁ・・・
次回は日向から半日陰まで生育できる庭木をお伝えします。