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木のお医者さん奮闘記
「庭木選びで失敗しないために知っておくべき3つのポイント」その2

庭木は欲しいけど、よくわからないし教えてくれる人も近くにいないから、どうしても億劫になる・・
実際植えてみたけど、なんだか元気がない・・・
何をしていいのか分からない・・・
これって虫?ほっといたら枯れてしまった・・・

そんな話はよく聞きます。
庭木は生きててこそ、癒しや緑のあたたかみの効果を発揮しますね。
新芽の生長や木漏れ日の気持ちよさは人工では作りえません。

つまり、庭木は元気でなんぼです!!

近年ペットがとても流行し、沢山の種類の可愛い種類が選べます。
しかし、人間ではないので、話が通じません。
ワンちゃんなら、ワンちゃんを長年可愛がっている人に聞けば、まるで話が通じるように愛犬を理解されています。

庭木もそうです。コツを掴めば、上手に育てられるのです。
ただ、今まで接点がなかっただけです。

例え接点があっても、植物は動物に比べて動きが分かりにくいので、
気づかなかったり、気にしなかっただけです。

最近のTV番組で画像が徐々に変化していくクイズがありますね。
どこが変わったか当てる番組です。
意外と分かりにくいですよね。
少しずつ変化していくと気づかないことが往々にしてあります。

庭木はまさに、少しずつ弱っていき、何日もかけて枯れていくことが多いです。
気づいたら葉が真茶色になってしまった。
しかし、さかのぼると、実は最初は黄色く変色し、それから徐々に葉先が茶色くなり、
最終的に真茶色になってはじめて気づいたというのが、本当のところではないでしょうか。

沢山の症状を見てきましたが、一夜にして枯れる庭木はまずありません。
必ず、何かしらの初期症状が現れてきます。

私はこの初期症状をSOSサインと呼んでいます。
SOSサインを見逃すと後戻りできなくなってしまいます。

ところが、多くの庭木はSOSサインを出す以前に問題が起きています。
それは、本来植えてはいけないところに植えてしまっているということです。

これが、庭木選びで大切なポイント①です。

例えば、観葉植物を見られたことがあると思います。
観賞植物は室内で育てられることが多いですね。
それは、観葉植物の性質のせいです。
もともと、南国育ちが多い観葉植物は、気温が5度以下になると枯れてしまうものが多くあります。
寒いのが嫌いなんです。
だから、冬は室内でないと育たないわけですね。

これと同じようなことが庭木にもあるのです。

つまり、植える環境に非常に大きく左右されるということです。

次回は、どんな環境に気をつけなければいけないのか、詳しくお伝えします。

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