幹が腐ってきたけど・・・
蓋をして雨が入らないようにしてけど・・・
アリが上がってくるから薬まいたけど・・・
などなど、よくどうして良いかと聞かれます
長年生きたきは、多かれ少なかれ幹や枝が腐ってることも多いです。
それは、ちょっとした傷から雑菌が入ってきて、少しずつ腐ってきたものです。
自然の摂理からすると、古い木は成長も遅くなります。幹も太らなくなってきて徐々に体力も低下していきます [emoji weary face]
すると分解者である雑菌の働きで徐々に朽ちてくるわけです。
最終的には枯死して、土へ戻っていくわけですね。
そこで、大切な庭木を少しでも長らく生きてもらうにはどうするかということになります。
一昔は蓋をして水を防いだりもしていました。
しかし、実際はかえって湿度を高めて雑菌の繁殖を促すことになりかねないということで、 [emoji thumbs down sign]
最近は蓋やモルタルなどで埋めることをせず、風通しのよい状態にしておくのが良いとされています。
できれば、腐ってしまったところをざっと取り除き、殺菌剤を散布しておく、 [emoji syringe]
または、人口漆を塗布して水の浸入を防ぐと良いと思います。
また、幹の強度も落ちていくので、支柱などの支えが必要になってきます。
とはいえ、木の体力低下が引き起こしていることも多いので、土壌に空気を入れるとか、施肥をして活力をつけるなどの内科的な
処置が必要です。
人間も一緒で、傷口の処置とともに、栄養満天の食事をとり、体力をつけることによって、傷口の治癒を早めますよね。
そういったことと全く同じなんです。