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こんにちは!なっちゃんです(^_-)-☆
10月も終わりに近づき、11月がすぐそこまでやってきていますね~~!
もうびっくり。ついこないだ夏が終わったところでは??秋ってどこに行ったの~~?というくらいに寒くなり、年末が近づいてきた感があります。
忘年会の話が職場で出てくると、あーもう今年も終わるのかとしみじみとしてしまいますね。
毎年のことながら「時よ止まれ!!」と思うのですが、周りからは「時間だけは誰でも平等に過ぎるからねえ…」と言われてしまい、確かに…とへこんでいます。
平等に過ぎるからこそ大切にしなければ、ですね…(いい感じにまとめちゃった感)
さてさて、ちょっとしみじみとしたところで今回のお話の紹介をしたいと思います。
今回のご紹介はこれ~~ッ!
ミッドナイトスワン
あらすじ
新宿のニューハーフショークラブのステージに立っては金を稼ぐトランスジェンダーの凪沙(草なぎ剛)は、養育費を当て込んで育児放棄された少女・一果を預かる。セクシャルマイノリティーとして生きてきた凪沙は、社会の片隅に追いやられる毎日を送ってきた一果と接するうちに、今まで抱いたことのない感情が生まれていることに気付く。
全てを通して、草なぎ剛さんの演技がすごいっ!女性のしぐさというか空気感を出すのがとても上手く、途中から本当に女性に見えてきました。
割と考察の含みを持たせるような映画の作りになっていて、余韻を感じられるお話です。
お互い傷を抱えた者同士である凪沙と一果ですが、決して最初から友好的だったわけではなく凪沙は一果を厄介者扱いしますし、一果も一果で登校初日から学校で問題を起こします。
同居しながらもすれ違う二人。しかし、そんな二人が変わるきっかけになったのが、一果のバレエの才能でした。
凪沙に黙ってバレエ教室に通っていた一果。でもそんなことが長く続けられるわけもなく、ここでも問題が起こります。
「もういい」と大切にしていたバレエも何もかもを捨てようとし、気持ちを言葉にできない一果は自分の腕を噛むという自傷行為に走ります。そんな一果を見ていた凪沙は「私たちみたいなのは、強うならんといけんのんじゃ」と抱きめるのでした。
その後、バレエをする一果を見た凪沙に心境の変化が訪れます。そこから物語は好転していくのですが、そのままいい感じでは終わらないのが、この映画の苦しくてそして見どころのある所です。
途中、バレエの練習を夜の公園でする一果とそれに付きそう凪沙のシーンがあるのですが、この一果を見守る凪沙が本当に母親のような表情で、とても泣けてきます。
「バレエ、私にも教えてよ」「やだ」という二人のやりとりも、本当に親子のよう。これから向かう結末を思うと、胸が締め付けられます。続きは是非映画をご覧になってください。
また、もう一つ。登場人物に「りん」という一果の友人であり、バレエの先輩である子が登場します。是非、この子の複雑な心境にも目を向けてほしいです。
りんちゃんが向かう先が私には衝撃的で、薄々察してはいましたが「あ~~なんでそうなるの~~」とこれまた苦しいのです。
ではでは、なっちゃんでした~~~!!