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こんにちは!なっちゃんです♪
今年ももう半分が過ぎようとしていますね。早いなぁ。人は歳を取れば取るほど時間の経過が早く感じるらしいですが、もっとゆっくりと過ぎていってほしいものです。
これからもっと早くなるよ~と、先輩方には言われることがありますが、私はそのたびに子供に戻りたいと思ってしまいます……。でも、子供も子供で自由が限られている分、出来ないことが多かったりしますよね。どっちもどっちかぁ~~!残念。
さてさて、お話は切り替わりまして、今回も本のご紹介をしていこうと思います。
今回の紹介はこれ!
透明な夜の香り/千早茜著
(ごめんなさい。今回は本の表紙はないので、ぜひ検索してみてください!)
私の好きな作家さんの一人である千早さんの小説の中でもさらに好きな本です!
あらすじ
香りは、永遠に記憶される。きみの命が終わるまで。
元・書店員の一香がはじめた新しいアルバイトは、古い洋館の家事手伝い。
その洋館では、調香師の小川朔が、オーダーメイドで客の望む「香り」を作る仕事をしていた。人並み外れた嗅覚を持つ朔のもとには、誰にも言えない秘密を抱えた女性や、失踪した娘の手がかりを求める親など、事情を抱えた依頼人が次々訪れる。一香は朔の近くにいるうちに、彼の天才であるがゆえの「孤独」に気づきはじめていた――。
「香り」にまつわる新たな知覚の扉が開く、ドラマティックな長編小説。
千早さんが書かれるお話は料理やそして花の描写がとても綺麗なんです。その光景がパッと頭の中に浮かぶような鮮烈さがあります。
今回のお話は、人並外れた嗅覚を持つ朔さんとアルバイトの一香とのお話。
朔さんとや依頼者とのかかわりの中で朔さんが持つ苦悩や暗い心の部分に一香は気づき始めるんですが、一香自身も人に言えない抱えるものがあって、その大きさに苦悩しています。
その苦悩からにじみ出る静かなふたりの関係性が徐々に変化し、最後の結末もふたりらしいものなのではないかと思います。
実は最近このお話の続編も出たので是非そちらも!続編の主人公はまた違う人ですが、一香も出てくるので「透明な夜の香り」以降の二人の関係が垣間見えてとても良い!
また、千早さんの作品で「しろがねの葉」と言うお話があるのですが、こちらは石見銀山が舞台になっているので是非ご覧ください!(実は私まだ未読です💦読まなきゃ!)
ではでは!これにて。なっちゃんでした~!