水は庭木のとって大切な資源です。
もちろん人間にとっても!
庭木にとって水の確保は、土壌の質で決まってきます。
砂だといくら雨が降っても水を得ることは難しいですね。
理想は、降った雨を適量ためてくれる土壌がいいですね。
それはどんな土壌でしょうか。
まず、土壌には保水と排水という二つの機能があります。
保水は水を保つ能力
排水は水を排除する能力
まず、保水ですが、
水が少なくてすぐに乾燥する土壌は何となく見ていて分かりますよね。
地面にひびが入ったり、カッチコチで固そうな土壌。
掘ったらパッサパサで湿り気のない土壌ですね。
砂地で水がすぐに地中へ吸い込まれる土壌も乾燥しますね。
次に、排水ですが、
田んぼのように水がいつもたまっている土壌は排水不良です。
根が酸欠になり生きられません。
排水の判定は
穴をあけて、目いっぱい水をためて、24時間以内に水が排水されるかどうかです。
大雨の時に、水がたまるのは問題ありません。
しかし、24時間たっても水がたまるようでは問題です。
穴をあける際は、50センチ以上掘って調べます。
木の根は高さ2m程度の木で50㎝くらいまで根がいきますからね。
高さ5m以上の大きな木を植えたいのであれば、深さを80センチくらいまで掘って調べます。
宅地では、地中20㎝くらいまではとてもよい土壌なんですが、
その下は非常に硬かったり、粘土だったりするので要注意ですね。
通常、スコップで掘れなかったら、固すぎる土壌です。
固すぎる土壌には水がいきません。
無理やり穴をあけて軟らかくすると、そこだけ水が溜まって腐ったり・・
固い土壌を固結地盤と言いますが、
固結地盤の時は、排水に特別な対策が必要です!